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コラム

第16回 Jポップカルチャー
   

 近頃、日本の若い女性のメイクや服装などがアジアのみならず欧米でも注目され、評価されているようだ。
 一昔前、来日する観光客といえば、リタイアした欧米人が社寺仏閣、相撲、歌舞伎などを観て、スシ、天ぷら、スキヤキ、懐石料理を食べたりするものだった。
 その後、主にアジアから電化製品や薬などを買いに来る人々が多くなり、これは今も多いけれど、ここにきてちょっと違う形の観光客が増えてきたみたいだ。
 日本に憧れる外国の若い女性が多いらしい。日本の女の子はカワイイので、日本に行って化粧品や様々なコスメグッズを比較的廉価なドラッグストアなどで買い込んで、服やバッグやアクセサリーも日本独特のカワイイブランドを手に入れてコスメチックな乙女になってみたいという。

 時代は変わるもので、昔は欧米に憧れ、舶来の嗜好品をありがたがって嗜んでいたものだが、為替レートの変動以上に文化伝播の周波数が変わってきたみたいだ。
 欧米の女性歌手のプロモーション映像を見ていても、ゴージャスやキレイやセクシーを狙ったものが多く、日本で言うカワイイ感じは見当たらない。

 「カワイイ」を連発する女子高生に眉を顰めていた人々も、そのセンスのお蔭で商売をしていたりする。定かではないが、女子高生の制服という画一的で没個性的なものを工夫を凝らして、少しでもカワイクしようと努力した成果かもしれない。

 調べれば大抵の事の概略は簡単にわかる時代なので、感性が重要になって来る。それを鑽くのは素直で謙虚で、先入観を持たない事を常に意識する事かもしれない。
 街のあちこちで目に触れる『カワイイ』に心の中でエールを送り、決して「カワイクナイ人」にならないようガンバリましょう。

 

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