軽機開発株式会社|コラム

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コラム

第25回 品質低下の法則
   

 日本の技術力が低下している。「いつの間にこうなってしまったの」という程酷いものに頻繁に遭遇し、時には、メーカーにクレームをつけたりするのだが、なかなか話がかみ合わない。

 手作業による、職人芸的なものは、退化の一途で、ほぼ絶滅すると云っても過言ではない。その必要性を社会がさほど感じていないからで、途絶えてから、昔のものは良かったと嘆いても復活はできないのにと気をもんでいる人は殆どいない。

 モデルチェンジのたびに、キャッチーな機能を増やそうとするが、肝心の基本性能が低下する。せっかく完成度の高いものが出来たのに、それをキープする努力を怠り、目先の営業戦略の為に自滅していく。
 メーカーの管理者からは、製造工程が高度化しているのだから、品質が低下する筈がない。一度出来たものはいつでも出来るというような誤った認識がしばしば感じられる。

 イイものをつくる為に地道に努力し、その手法を継承していくという当たり前のことが出来ていないメーカーが多い。自らのオゴリを謙虚に反省し、基本に忠実なものづくりと向き合わなければmade in Japanは安心品質という神話は過去のものとなるだろう。

 

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