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コラム

第31回 金持ちの品位
   

 大量の情報が早く流れ、人気が人気を呼び、金が金を生む時代になってきました。ひっそりとインディーズであったものが、少し話題になると商業ベースにのり、またたく間に世間を席巻します。

 芸術が商業ベースの上に成り立つことは可能でしょうか。芸術の定義は難しいですが、才能が発酵し、熟成したものである筈で、初めに銭勘定ありきのものとは一線を画するものの筈です。
 演劇や音楽の世界でも、興業としてとらえて、その収益での成り立ちを求められると、クオリティの高いものは存在しにくいのではないでしょうか。

 今日に至り継続的に存在する芸術は、才能を愛する酔狂な金持ちたちがパトロンとして脈々と支援してきたから存在するに違いありません。
 潤沢にお金を持つ人が、次なる金儲けを探すばかりでなく、時には才能に敬意を表することをしていかないと、ますます潤いがなく、ギスギスした社会になっていくでしょう。

 金持ちでない庶民は、メディア情報や宣伝に踊らされずに、自分の感性での評価を意識することで、商人や役人の思うツボと異なる、裾野は広く頂きは高い、文化の山を築いていきたいものです。

 

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