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コラム

第38回 産業革命とCO2
   

 産業革命後に生きていると、それ以前の人々の生活がイメージしにくいが、太古の昔という訳ではなく、現代の生活の礎ともいえる。動力の源はおよそ150年位前から変わったに過ぎない。
 その頃アメリカは南北戦争で、日本は幕末だったので、近代社会の歴史はそう長くない。

 昨年戦後70年と云われ、終戦直後の映像が多く放映され、隔世の感を覚えた。そしてその20年後に東京オリンピックを行った事を思うと、当時の日本人は凄かったんだと改めて感じる。
 それから50年。いろいろと進歩し変化しているが、革命的とか驚異的とかという感じは余りしない。

 蒸気機関が動力となり、石炭を掘る時代から石油によって便利さと豊かさを謳歌する時代となったが、この数年が次の潮目だと思われる。

 21世紀は水素の時代と言われる。身の周りのエネルギーはおおむねCとOとHだ。ときどきNという元素で構成されている。CとHから成るガスからHを取り出してOと結び付けて電気を取り出す燃料電池というシステムや、その反対に電気エネルギーをCH4に変換して貯蔵するシステム等、地球環境によろしくないCO2を削減するためのシステムが考察され、実装されつつある。

 馬に乗り、牛で大地を耕し、木で道具を作っていた時代から150年。いたる所にコンビニがあり、ドローンが飛び交い、自動運転の車が行きかう時代になるのだろうか。そのとき人間は、やっぱりポケモンを探したりしているのか?

 

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